日本が誇る大人のR&BグループSkoop On Somebodyが2003年の6月18日に発表したベスト・アルバム『Singles 2002~1997』について。メンバーはボーカルのTAKE、キーボードのKO-ICHIRO、ドラムのKO-HEYの3人組でしたが、2009年にKO-HEYが脱退。それ以降は2人組として活動しています。
本作は2003年の作品ということで、メンバーが3人だった頃のシングルを集めたベストということになります。簡単にいうなら"彼らの代表曲(ヒット曲)が詰まった1枚"といった感じでしょうか。
ということでSKOOP時代の曲からSkoop On Somebodyになっての曲まで、珠玉の17曲が収録されているのですが、ひとつだけ残念なことが…。なにかというと1曲目の『ぼくが地球を救う〜Sounds Of Spirit〜』がショート・バージョンでの収録になってるんですよ。ドラマのオープニングで使用されていたバージョンとのことですが、出来ればこれはフル・バージョンで収録してほしかったですね。僕はシングルを持ってるのでいいといえばいいんですが、なんかスッキリしない。でも不満はこの一点だけです。
そのドラマ主題歌としてヒットを記録した『ぼくが地球を救う〜Sounds Of Spirit〜』、TAKEの歌声にただただ酔いしれる『Tears of JOY』、ニベア・ボディのCM曲で話題になったロング・ヒット曲『sha la la』、昔はあまり好きじゃなかったけど今は意外と嫌いじゃないラテン調曲『潮騒』、間違いなく名曲の『線香花火』、『ama-oto』、TAKEの今よりちょっと若い歌声が味わえるSKOOP時代の好曲『壊したい』などなど、時間をさかのぼるかたちで全17曲を収録。
僕は彼らのシングル曲はアコースティック・スタイルに味変された"club SOS"バージョンを好んで聴くことが多く、オリジナル・バージョンを聴くのは久しぶりだったんですが、やっぱオリジナルもいいですね。良さを再確認しましたよ。