僕の中で90年代を代表する女性アーティストといえば、Janet Jackson、Whitney Houston、Mariah Carey、Mary J. Bligeらがすぐ思い浮かびます。でも本日の主役Toni Braxtonも忘れちゃダメですよね。
説明不要かもしれませんが、Toniは過去に7度のグラミー賞を受賞。デビュー・アルバム『Toni Braxton』は全米NO. 1に輝き、シングルでも『You're Makin' Me High』、『Un-Break My Heart』などが全米No. 1を獲得。まさに"名実ともにR&B界を代表するアーティスト"ですね。
でなぜ今回Toniをピックアップしたのかというと、今月の8月28日にNEWアルバム『Spell My Name』をリリースするんですが、そこからの先行曲がどれも上質で絶品なんですよ。それだけじゃなく、前作『Sex & Cigarettes』からのシングルも僕好みの王道R&Bな出来で地味にいいなと思っていたというのもあり、今更ながらToniの良さ、凄さを再確認したので記事を書こう…という流れになりました。
その僕の心を掴んで離さないシングル群はどういった顔ぶれなのかというと、まずは前作『Sex & Cigarettes』収録の
★Toni Braxton『Deadwood』(YouTube)
★Toni Braxton『Long As I Live』(YouTube)
2005年の『Libra』、2010年の『Pulse』の2作も悪くはなかったけど、正直ガツンともこなかった、いわゆるちょっと印象の薄い作品だったけど、上記の2曲は久しぶりに「Toniいい曲歌うやん」と思わせてくれ、アルバムの購買意欲を刺激してくれました。
その流れできた今回のNEWアルバムからの先行曲たち。切ないバラードにタイトルどおりダンサブルなナンバーと、バランスもいいですね。
★Toni Braxton『Do It』(YouTube)
★Toni Braxton『Dance』(YouTube)
ちなみに『Do It』は一緒にデュエット・アルバムも作ったBabyfaceが制作に名を連ねています。『Do It』はMissy Elliottが参加したリミックスもよかったです。
★Toni Braxton, Missy Elliott『Do It』(YouTube)
この4曲を聴いただけでもToniは過去ではなく、まだまだ現在進行形のアーティストだということがわかると思います。レコード会社も前作がDef Jamからで、今回はIsland Recordsからですからね。言うまでもなくどちらも大手。
ということで最近は僕の中でToni Braxtonブームがきていて、暇さえあればToniの曲を聴いています。彼女の魅惑の低音ボイスはほんと唯一無二ですね。年齢を重ねても歌声が衰えた様子はないし、どの時代の作品を聴いても病み付きになります。
★Toni Braxton『Spell My Name』