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美しいルックスと持ち前の歌唱力で長きにわたり人気の女性R&BシンガーMonicaが1995年に発表したデビュー・アルバム『Miss Thang』について。僕が彼女に興味をもったのが1997年の映画「Space Jam」のサントラに収録されている『For You I Will』なので、本作は発売から2年くらい経て購入したことになります。

よく考えるとこのアルバムが出た当時、Monicaは14歳とか15歳だったんですね。実力は言わずもがな、ルックスもジャケットやミュージックビデオだと大人びて見えるので、年齢を知って驚いてしまいます。

本作はDallas Austin、Tim & BobのDarp, Inc.勢を中心に、Daryl Simmons、Soulshock & Karlinらも制作で参加。シングル曲は『Don't Take It Personal』、『Before You Walk Out Of My Life』、『Like This And Like That』、『Why I Love You So Much』あたりで合ってるかな?

個人的一押しはやはり『Before You Walk Out Of My Life』ですね。ティーンとは思えない歌の上手さにただただ脱帽…。Daryl Simmons手掛けるミディアム・スロウなシングル『Why I Love You So Much』も同様で、Monicaの大人顔負けのボーカル・スキルに魅了されること必至ではないでしょうか。

アルバム曲も好曲多数で、ビートの効いた曲も乗りこなしちゃう『Get Down』、『Skate』、歌えるMonicaの真骨頂的ミッド・スロウ『With You』、S.O.S. Bandのカバー『Tell Me If You Still Care』、大人っぽいムーディーな雰囲気漂う『Now I'm Gone』、陶酔確実のバラード『Never Can Say Goodbye』、そしてエンディングを飾るアコースティックな『Forever Always』など、全16曲を収録。

アップもバラードも揃っており、Monicaの魅力をいろんな角度から引き出したバランスいい1枚に仕上がっていますね。エグゼクティブ・プロデューサーを務めたDallas Austinグッジョブです。

Miss Thang
Monica
Arista
1995-07-18

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