2000年頃"2ステップの貴公子"と呼ばれ、イギリスのみならず世界中でムーブメントを起こしたCraig Davidのグレイテスト・ヒッツ・アルバム『Greatest Hits』について。発売は2008年になります。
僕にとってCraig Davidといえばやはりデビュー曲『Fill Me In』の印象が強いかな。当時「2ステップって何?」状態だった僕でしたが、1stアルバムは買って結構聴き込んでました。その後2ndアルバムくらいまではチェックしてたけど、それ以降は僕の中で徐々にフェードアウト…。Craig Davidという存在を忘れ何年か過ごしてるとき、中古で安く売ってる本作を見て「ヒット曲たくさん詰まってるし買ってみるか」と購入した1枚になります。
でも買ったにもかかわらず、ちょっと聴いてその後また何年か放置しちゃってた本作。久しぶりだから何周も聴き込みましたよw
ヒット曲集だけど新曲も3曲収録されていて、ColoursのUKガラージ曲"Hold On"をネタ使いした『Where's Your Love』、EDM系R&Bが流行してたのが懐かしい『Insomnia』、『Just My Imagination』と、オリジナル・アルバムを持ってるファンでも新鮮に聴ける要素があるのはいいですね。
他で気になったのは、David Bowie"Let's Dance"をがっつりサンプリングした『Hot Stuff (Let's Dance)』、Sting"Shape Of My Heart"をネタ使いするだけでなく本人まで引っ張り出した『Rise & Fall』、Amerie"1 Thing"のフレーズを使用した『6 Of 1 Thing』、ヴォコーダー使いのフックが頭にこびり付く『What's Your Flava?』、流れるようなダンスナンバー『All The Way』など。
ヒット曲集だから当たり前かもしれないけど、キャッチーな曲が多くてとても聴きやすかったです。『Hot Stuff (Let's Dance)』や『Rise & Fall』などの大御所の大ネタ使いもご愛嬌ですね。