数多くのヒット曲を手掛けてきたシンガー・ソングライター/プロデューサーBabyfaceが2007年に発表した7thアルバム『Playlist』(日本盤)について。このアルバムはオリジナル・アルバムにカウントしていいのかな?というのも、Babyfaceのオリジナル曲(新曲)は全12曲中4曲だけで、あとの8曲はカバー曲なんですよね。
まずはカバー曲から。1970年代の曲が多いみたいなんですが、僕が知ってるのはEric Clapton『Wonderful Tonight』とBob Dylan『Knockin' On Heaven's Door』の2曲だけでした。原曲も好きだけど、Babyfaceのバージョンもいい塩梅に甘くていいですね。
ちなみに他のカバー曲は、James Taylorというシンガー・ソングライターの曲が2曲『Shower The People』&『Fire And Rain』、Jim Croce『Time In A Bottle』、 Dan Fogelberg『Longer』、Dave Loggins『Please Come To Boston』、David Gates『Diary』という感じ。原曲がわかる曲もわからない曲も、どれもアコースティックでリラックスして聴くことができました。
Babyfaceのオリジナル曲『Not Going Nowhere』、『The Soldier Song』、『The Last Ones Standing』、『Miss Know It All』の4曲も漏れなくアコースティックな仕上がりで、R&B/SOULを期待しちゃうと肩透かしを食らうと思います。
ということでR&B/SOUL路線のBabyfaceを期待して聴くとがっかりすることになるけど、リラックスできるアルバムやアコースティックなアルバムを欲してる人にとってはピッタリの1枚ではないでしょうか。