Angel Love、De Louie、Rayのニューヨークを拠点に活動していた男性R&BトリオGoodfellazが1996年に発表したデビュー・アルバム『Goodfellaz』について。本作の購入動機は、シングル『Sugar Honey Ice Tea』がよかったから。タイトル通り甘くソウルフルなナンバーでクラシカルな雰囲気も漂っていて今聴いても全然アリだと思いました。
そんな彼らの本作は、ニューヨーク繋がりということなのかR&B/SOULグループThe Family Standがバックアップしていて、多くの楽曲をメンバーのPeter LordとV. Jeffrey Smithが手掛けてます。
僕は序盤の3曲からして好きで、前述したシングル『Sugar Honey Ice Tea』、ちょいハスキーな雄度高めのリードの歌声に昇天を余儀なくされる濃厚ミッドスロウ『Why You Wanna Flip On Me』、名曲の香りが溢れんばかりに出てる王道系バラード『If You Walk Away』と、開幕から聴く者の心をぎゅっと鷲掴み。
この3曲がある時点で買ってよかった本作だけど、4曲目以降も粒揃いですよ。クレジットはないけどIsaac Hayes"The Look Of Love"使いと思われる『Hey』、美しいトラックと雄臭い歌声の重なり具合がおもしろくも◎なバラード『Show & Prove』、同じようなテイストの『Backslidin'』、エモーショナルなリードの歌声に心を持ってかれるちょいゴスペル風のバラード『Nothing At All』、しゃがれた男汁系ボーカルとちょいナヨ声のボーカルがアツく歌声をぶつけ合い重ね合うバラード『Pour Your Love Down』、そしてアカペラっぽいアレンジが施された『If You Walk Away (Reprise)』と、流行などに左右されない全12曲を収録。
そういえば中ヒットした『Sugar Honey Ice Tea』。当時Lenny Kravitz『It Ain't Over 'Til It's Over』に似てると一部のR&Bファンの間で話題になりましたよね。懐かしい。