人気ブロードウェイミュージカルを映画化した「Wicked」の撮影で忙しかった歌姫Ariana Grandeの約3年ぶりとなる7thアルバム『Eternal Sunshine』について。
といっても3年間まったく音楽活動していなかったわけではなく、The Weekndとコラボした2曲『Save Your Tears (Remix)』『Die For You (Remix)』を発表しどちらも全米No. 1を獲得と、本格的に音楽活動してなくても不在感は感じなかった気がします。
でも単独名義でいえば本作からのリードシングル『Yes, And?』がシーンへのカムバック曲ですよね。おなじみMax Martinと共作した80年代後半系のダンサブル・ナンバーで、Madonna『Vogue』の影響を受けたような好曲になってます。あと歌詞。「まわりがどう言おうと気にせず自分らしく進もう」というメッセージが、世間を騒がせていた彼女の恋愛に通じるものがあり話題になりましたよね。
2ndシングルは『We Can't Be Friends (Wait For Your Love)』で、こちらも『Yes, And?』同様Max MartinとIlya Salmanzadehとの共作。切ない歌詞とミュージックビデオが人気となり、次のBillboard Hot 100で1位を獲得する可能性大みたい。そうなると『Yes, And?』に続き2曲連続全米No. 1ですね。本作も全米No. 1だし相変わらずの人気っぷりで笑っちゃいます。
アルバム曲もみていきましょう。疾走感溢れるキャッチー曲『Bye』、ファンの期待に応えバッド・ガールを演じている『The Boy Is Mine』、曲、歌声ともにしなやかなミッド『Don't Wanna Break Up Again』、『Eternal Sunshine』、前作『Positions』に収録されてそうな雰囲気の『True Story』など、計13曲を収録。
『Yes, And?』を耳にしたときはアルバムもダンサブルな内容になるのかなと思ったけど、実際はやわらかい感じの曲多めの内容でした。個人的には前作より今回の方が好みかも。