D'Wayne Wiggins、Raphael Saadiq、Timothy Christian Rileyのオークランド出身の3人からなるSOUL/R&BバンドTony Toni Toneのヒット曲を集めたアルバム『Hits』について。発売は1997年でした。
僕の彼らの印象はTony Toni Toneというグループよりも、プロデューサーだったりソロ･アーティストだったりの個々の印象が強いです。というのも僕がブラックミュージックに目覚めたのが1995年とか1996年あたりなので、彼らの全盛期をあまり知らないんですよね。
なので本作を聴いたとき、ニュージャックスウィングな曲があってビックリしました。だって僕の中でTony Toni ToneといえばSOUL系というかニュー･クラシック/ネオ･ソウルな印象が強いから、NJSチューンとかないと勝手に思い込んでたんですよ。初期の楽曲である『If I Had No Loot』、『Feels Good』、『Baby Doll』とかニュージャックスウィングしてますよね。
他の楽曲も簡単に触れてくと、跳ねるビートが◎な『Boys And Girls (Remix)』、今聴いてもテンション上がる『The Blues』、哀愁系メロウ『Anniversary』、個人的に一押しの心地よさ高めのミディアム･スロウ『(Lay Your Head On My) Pillow』、こちらも上位レベルで好きな『It Never Rains (In Southern California)』、ラップがアクセントになったグルーヴィなアップ『Let's Get Down』、サンプリングねたとして使われることも多い人気曲『Whatever You Want』、そしてスムースなアップ『My Ex-Girlfriend』など、合計15曲を収録。
かなり久しぶりに聴いたけど、やっぱTony Toni Toneは名曲多数ですね。ヒット曲を集めたコンピレーション･アルバムだから当たり前かもしれないけど、アップもスロウも時代や流行に左右されず響くものばかりですよ。
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