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あのMadonnaのレーベルMaverickが1994年に送り出した男性R&Bヴォーカル・グループN-Phaseのデビュー・アルバム『N-Phase』について。Maverick所属の男性R&Bヴォーカル・グループといえばU.N.V.を思い浮かべる人もいると思うけど、彼らに続けと登場したのがN-Phaseです。

僕が本作を購入した理由。それは本作からの先行シングルだった『Spend The Night』がとてもよかったから。プロデュースは誰によるものかというと…そうR. Kellyです。この曲のクオリティがほんとすごくてというとか、それ以前にR節の炸裂具合が僕の好みすぎて、聴いた瞬間心持ってかれちゃって即買い。皆さんご存じのとおりR氏はいろいろ問題のある人だけど、曲作りに関しては天才といっても過言ではないと思ってます。(特に1993年〜1998年あたり)

でどういう曲かというと、R. Kellyのアルバム『12 Play』が好きな人はハマる可能性100%のセクシーなメロウ・ナンバーで、アルバムのラストに収録されているシークレット・トラック『12 Play』がツボな人はぶっ倒れちゃうんじゃないでしょうか。夜にピッタリのスロウで、今聴いてもリピートが止まらないです。

ぶっちゃけこの『Spend The Night』1曲目当てで購入したわけだけど、他の楽曲もなかなか上質で、歌える彼らならではのアカペラで聴かせるオープニング・ナンバー『Ooh Yeah』、ラップが挿入されたHIP HOP寄りの『Turning Tricks』、美しくも切ないラブソング『Come Back To Me』、教会出身の彼らならではの母への感謝ソング『Mother』、そしてカヴァー曲である『Kiss And Say Goodbye』
(The Manhattans)と『Jesus Is Love』(Commodores)など、全12曲を収録。

個人的にはあと2曲くらいR. Kellyが手掛けた曲が欲しかったというのが本音だけど、ちゃんと歌えるグループなので聴き応えはあるし、そこそこ満足度も高い1枚となっています。R. Kelly好きな人は『Spend The Night』目当てで買うのもアリだと思いますよ。

N-Phase
Rhino/Warner Records
2020-07-31

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