人気グループNew EditionやLSGのメンバーとしても知られる男性R&BシンガーJohnny Gillが1990年に発表した3rdアルバム『Johnny Gill』について。
ここでひとつ注意しなければならないのが、自らの名前を冠した『Johnny Gill』というアルバムは本作以外にもあって、1983年発売のデビュー・アルバムも同タイトルなんですよ。なのでどっちがどっちなのか混乱しちゃうかもだけど、今回はMotown発の3rdの方についてのレビューになります。
で本作といえばアレですよね。泣く子も黙るキラーチューンがありますよね?後半Johnnyが吼え倒す雄汁100%の灼熱曲がありますよね?そう、極上バラード『My, My, My』です。L.A. ReidとBabyfaceが手掛けたってだけでもチビりそうなくらい豪華なのに、Daryl Simmonsも制作に関与、After 7がバックコーラスで参加、そしてKenny Gのサックス・ソロもありというR&Bの宝石箱状態。
豪華なのは『My, My, My』だけではありません。本作は前述のL.A. Reid、Babyface、Daryl Simmonsに加えJimmy Jam & Terry Lewisもがっつり参加してるんですよ。
『My, My, My』以外のシングルは『Rub You The Right Way』、『Fairweather Friend』、『Wrap My Body Tight』と時代もありニュージャックスウィングな曲がチョイスされてるんだけど、跳ねるビートとJohnnyの濃厚なボーカルの相性ってどうなのかなと不安に思う人もいるかもしれません。でもそこはBabyfaceやJam & Lewis。洗練された仕上がりになってるので安心して大丈夫です。
他も好曲多数で、PebblesとKaryn Whiteがバックコーラスで参加した『Feels So Much Better』、どこかアーバンというか夜っぽい雰囲気が漂う個人的に大好きな1曲『Lady Dujour』、Randy RanとJam & Lewisプロデュースの壮美な世界が広がる感じのバラード『Giving My All To You』、そしてこちらも同メンツによるバラード『Let's Spend The Night』など、アップ、バラードともに上質でバランスのとれた全11曲を収録。
大人になって制作した仕切り直し一発目ということもあってか制作陣も豪華だし曲も上質なものばかり。そして主役であるJohhnyの歌声もいろんな表情が味わえて大満足ですよ。Johnny作品の中でこれが一番という声が多いのも納得です。


